人が耳で犬に勝る部分【可聴領域】

人は嗅覚や、聴覚の可聴領域に関して大抵の事では犬や猫に劣っています。

ただし、一部人のほうが犬や猫よりも勝っています。

それは、実は聴覚に関して「音が低い領域」です。

ナレーション:小日向南さん

低い側の可聴領域における人と犬や猫の差は、ほんの僅かな違いです。

また個人差・個体差があるのも当然ですが、犬や猫は40Hzくらいの低い音が聞き取れる限界です。しかし人の場合は20Hzくらいまで聞こえると言われています。

この20Hzという高さの音は相当低い音で、男性の低めの声よりもずっと低い音です。日常でそんなに多く聞く音ではないと思います。従って、犬や猫が男性の低い声を聴きとれないという事ではないと言えます。

その他にも、短く区切った音の識別なども実は人のほうが犬や猫よりも優れていると言われます。これは、言葉の聞き取りに関係すると言われているのです。

人と動物とで、どちらが能力的に優れているか一概に断じる事ができない興味深い例であると言えます。

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